Windowsでタスクマネージャーを利用する場面と、タスクマネージャーを起動する方法をご紹介

「タスクマネージャー」は、コンピューターの状態を監視、管理するためのツールで
PCのトラブルが発生した際の初動として特に役に立ちます。

以下のような場面で利用することができます。

1. アプリケーションやプロセスの応答しない時
フリーズしたアプリケーションや、動作が停止したプログラムを強制終了する際に利用します。
例: 「応答なし」状態のウィンドウが閉じられない場合。

2. CPUやメモリの使用状況の監視
パフォーマンスが低下した場合、どのプロセスが多くのリソースを消費しているかを確認します。
例: 特定のプロセスがCPUやメモリを大量に使用している場合、原因を特定。

3. スタートアッププログラムの管理
PC起動時に自動で実行されるプログラムを有効化/無効化して、起動時間を短縮します。
例: 不要なアプリケーションを無効にしてPCの起動を高速化。

4. ネットワークの使用状況の確認
プロセスごとのネットワーク使用量を確認し、帯域を占有しているアプリケーションを特定します。
例: 急にインターネットが遅くなった場合、原因となるアプリケーションを特定。

5. ディスク使用状況の確認
ディスクI/O(読み書き)に負荷をかけているプロセスを調べ、原因を突き止めます。
例: ストレージが頻繁にアクセスされて動作が遅い場合。

6. サービスやプロセスの詳細確認
実行中のプロセスの詳細情報を確認したり、必要に応じて特定のサービスを開始・停止します。
例: 必要ないバックグラウンドプロセスを停止。

7. システムのトラブルシューティング
動作が異常に遅い、フリーズするなどの問題が発生した場合、原因究明のために使用します。
例: ウイルスやマルウェアが原因であれば、不審なプロセスを見つけられる。

8. 仮想メモリ(ページングファイル)の使用量確認
メモリ不足時の仮想メモリ使用量を監視し、メモリ増設の必要性を判断します。

9. ユーザーセッションの管理
システムにログインしているユーザーごとのリソース消費を確認します。
例: 複数ユーザーでPCを使用する際、どのアカウントがリソースを消費しているかを調査。

10. アクティブなプロセスの確認と制御
特定のタスク(アプリケーションやバックグラウンドタスク)を手動で終了したいとき。
例: ソフトウェアのアンインストール中に終了を求められる場合。

タスクマネージャーの、起動方法は複数ありますが、その中から5つご紹介します。

  1. Windowsの[スタート]ボタンを右クリック、または、[Windows]ボタンと[X]を押して、タスクマネージャーを直接起動する方法
    Windowsの[スタート]ボタンを右クリックすると、メニューが表示されるので、[タスクマネージャー]を左クリックすることで、タスクマネージャーを起動することができる。
  2. キーボードのショートカットキーで、タスクマネージャーを直接起動する方法
    [Ctrl]+[Shift]+[Esc]キーを押す([Ctrl]と[Shift]キーを押したまま、[Esc]キーを押す)と、直接タスクマネージャーを起動することができる。
  3. タスクバーの空いている部分を右クリックして、タスクマネージャーを起動する方法
    タスクバーの空いている部分を右クリックでメニュー表示すると「タスクマネージャ」が表示されるので、左クリックすることで、タスクマネージャを開くことができる。
  4. スタートボタンをクリックしてから「task」や「タスク」と入力して、タスクマネージャーを起動する方法
    Windowsのスタートボタンをクリックして、そのまま「task」や「タスク」と文字入力すると「タスクマネージャ」が表示されるので、クリックすることで、タスクマネージャを開くことができる。
  5. [Ctrl]+[Alt]+[Del]キー画面を表示してから、タスクマネージャーを起動する方法

    Windowsの動作が重くなった際でも、この操作が可能な場合が多いので、上記1で反応しない場合は、この操作でメニューを表示して、タスクマネージャを開くことができる。