弥生シリーズでバックアップする際に、以下の様なメッセージボックスが表示されてバックアップできない場合があります。
または
このエラーメッセージは、クライアント側からサーバーの共有フォルダへのアクセスができなくなっている場合に表示されます。
弥生シリーズでクライアント側からバックアップする際に、バックアップファイルを圧縮して「ファイル名.zbk」と言うファイル名で、サーバーの共有フォルダに一次的に書き出して、バックアップ完了後に自動的に削除する動きとなります。
このため、クライアント側から共有フォルダに書き込みができない状態になっていると、バックアップ時に圧縮ファイルが作成できず、上記の様なエラーとなってしまいます。
以下の2つのケースが考えられますのでご確認ください。
≪ケース1≫ 共有フォルダに接続できない場合
【手順1】
サーバーにて、[ファイル名を指定して実行]を開いてください。
※[ファイル名を指定して実行]は、[スタート]を右クリックするとメニューに表示されます。
または、キーボードのWindowsキーを押しながら[R]キーを押しても開きます。
【手順2】
以下のフォルダまでのパスを入力または、コピー&ペーストして[OK]をクリックしてください。
C:\ProgramData\Yayoi
以下の様にエクスプローラ画面が開いて「Yayoi」フォルダ内の「Backup」フォルダを右クリックしてプロパティを開いてください。
【手順3】
「Backupのプロパティ」の[共有]をクリックしてください。
「Everyone」ユーザーの「アクセス許可のレベル」が「読み取り/書き込み」になっていない場合は
以下の様にアクセス許可の設定を追加して[共有(H)]をクリックしてください。
≪ケース2≫ 「フォルダの共有名」の指定を間違えている場合
【手順1】
弥生販売の画面上部のメニューから[ファイル(F)]→[開く(O)]をクリックして
「事業所データの選択」画面を開きます。
【手順2】
[参照先(L)]をクリックして「参照先の設定」画面を開きます。
【手順3】
[サーバーの詳細設定(S)]をクリックすると、「サーバーの詳細設定」画面が開きます。
【手順4】
この画面で、以下の様に[バックアップ先共有フォルダーを指定する(B)]にチェックが入っていて
「フォルダーの共有名」が編集されている場合(以下の例では「work」)は、チェックボックスのチェックを
外して[OK]をクリックして画面を閉じて、更に「参照先の設定」も[OK]をクリックして閉じてください。
【ワンポイント】
「フォルダーの共有名」を意識的に指定する場合は、サーバー側で共有フォルダを作って
「Everyone」が「読み取り/書き込み」を可能にしておいて、そのフォルダ名を
「フォルダーの共有名」に登録しておくことで、バックアップ時の圧縮ファイルの
一次書き込みフォルダとして使用する様に指定することができます。
【手順5】
事業所データの選択画面から[開く]をクリックして事業所データを開きます。
【手順6】
改めてバックアップをしてみてください。
手動バックアップの手順は
[ファイル(F)]→「バックアップ(B)」をクリックして「バックアップ」画面を開きます。
[OK]をクリックするとバックアップされます。